
テーマの設定理由
〈テーマに関する子どもの興味関心など 〉
自分たちが食べている野菜に興味を持つ。
食べることが楽しいと思えるような経験につなげていく
活動スケジュール
活動内容/日付 | 時間 | 年齢/人数 | |
---|---|---|---|
① | 夏野菜を育てる | 5-8月 | 2歳児/16名 |
② | 野菜スタンプ | 9月 | 2歳児/16名 |
③ | 買い物 | 10月 | 2歳児/16名 |


食育
①夏野菜を育てる
〈 活動のために準備した素材や道具、環境の設定 〉
- 肥料や苗を準備し、プランターで野菜を育てられるようにしておく。
- 子ども達が毎日野菜に水をあげられるようにじょうろなど準備しておく。
準備するもの
・プランター ・土 ・スコップ ・じょうろ ・野菜の苗
活動の内容
- 肥料を混ぜて子どもたちと土づくりから始める。
- 苗を植え、毎日水やりをし、成長を楽しむ。
活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関り
まずは土づくり。子どもたちに「野菜のお家を作ろう!」と誘いかける。「フワフワなお家が好きなの?」と子どもたちも積極的に参加してくる。肥料を混ぜて数日干し、子どもたちと一緒に苗を植える。大きくなるのを楽しみに毎日水をあげている。
子どもたちの姿
振り返り
- 子どもたちと土づくりから始めた。最初は小さかった苗がどんどん大きくなったり、花が咲いた時などの変化に気が付き、成長を楽しむことが出来ていた。
- 花が咲き、実が出来ると何となくそこで「ピーマンが出来た」と子どもたちの中でも少しわかったか。毎日大きくなったか確認する姿が見られた。



食育
②野菜スタンプ
〈活動のために準備した素材や道具、環境の設定〉
準備したもの
・野菜スタンプ用の野菜:ピーマン 、 にんじん 、 ゴーヤ 、 オクラ 、 レンコン
・画用紙 ・ 絵具 ・ スポンジ ・ お皿
活動の内容
育てている野菜の成長 が楽しみになるように、野菜スタンプを楽し みながら野菜への興味関心につながっていく。
活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関り
どんな形になると思う?と子どもたちと話をしながら、目の前で 野菜を 切っていく。断面図を見ながら子どもたちは楽しそうにしている。スタンプを押してみるとそれぞれ の野菜が 違った形になる事に気が付く。「これはゴーヤだね」「ピーマン の 種 が 出てきた」「オクラ、ネバネバしてきたね」と野菜の特徴 も発見する。 長い時間 、 大好きな絵 の 具で思いきりスタンプを楽しむ。
活動の様子が分かる写真
振り返り
- 野菜の形が違うことに気が付き、楽しめていた。
- 給食に同じ野菜がでると「これスタンプにしたやつだね」と気が付き、興味を持っていた 。
- 実際に見たり触れたり、遊びの中に取り入れることによって野菜への関心が深まった。



食育
③買い物
活動のために準備した素材や道具、環境の設定
準備したもの
・お金 ・ 財布 (イメージが広がりやすいように、がま口財布 ・ 「おかいもの」の絵本
・収穫したオクラ
・調理器具
活動の内容
子どもたちと育てた オクラを収穫し、何にして食べるか みんなで話していく 。 「なっとうと混ぜたい」という子どもたちからの提案もあり、オクラと納豆を混ぜることに決定 する。
近くの商店にみんなで納豆を 買い に行く。イメージが出来るよう 、『おかいもの』の 絵本を読み、遊びにも繋がる様にままごとで使っているカバンを持って みんなで買い物に行く 。
活動中の子どもの姿・声、子ども同士や保育者との関り
保育者「今日は お 散歩の帰りに みんなで育てたオクラと混ぜる 納豆 を 買 いに行こう 」と朝から子どもたちに話をしておく。イメージが湧くように 『おかいもの』の 絵本を読んでから出発。お店に入ると「絵本にあったお魚 が 売ってる」「にんじんあった」など 発見しながら、 お店の中 を見て回 る。お店から出てくると、あったもの、見たもの全てを興奮気味で話す子どもたち。 “保育園のお友達みんなと”というところも重要で、 とても貴重な体験となる。帰ってきて収穫したオクラと納豆をあえてご飯に 乗せて 食べた。
緑色の野菜に対して苦手意識のある子たちも、意欲的に食べていた。
その日の午後はみんなで野菜を作り、八百屋さんごっこをしてままごとが盛り上がった。
活動の様子が分かる写真
振り返り
- 楽しい体験が子どもたちの食への興味に大きく影響していることに気が付いた。
- 友だちと一緒に経験したことで、ままごとのイメージも共有しやすく 、その後の遊びも盛り上がり、楽しめていた。
- 絵本によって子どもたちにもイメージしやすく導入として適した絵本の必要性を感じた。

